首・肩の痛み

良い姿勢への意識

背骨を横から見た時、首から腰にかけてのS字状の弯曲が、頭の重さを分散させています。
5~6㎏ほどある頭を支えるために、筋肉が重要であることはもちろんですが、正しい姿勢が大切です。
顎が上がっていたり、うつむき姿勢であったり、腰が丸まっていたりすると、本来、骨の軸で受けるべき重みが首に集中します。
首こり、肩こりといった症状は、長時間の不良姿勢により筋肉に緊張が生じ、疲労が溜まった状態です。
筋肉は、今以上動かすと傷めると判断したとき、筋肉を硬くさせ、動く範囲を狭めて守ろうとします。この症状に対して、硬くなった筋肉を力任せにマッサージすると、疲労で弱った筋肉を更に痛めてしまうことになります。
近代、社会生活の中で姿勢が少しずつずれ、肩こりにはじまり、首の痛み、頭痛を引き起こしています。

外傷による首の痛み

転倒・転落、交通事故、スポーツによる衝突などの衝撃により、首の痛みが生じ、動きに制限が出たり、腕の痛み・しびれなどの症状が現れます。
首は細く、トラブルの発生しやすい性質があるともいえます。

首は脳と体を結ぶ、とても重要なところ

脳幹は、自律神経機能中枢でもあり、生命維持機能を含み重要な場所です。
脳幹が上部頚椎に入り込んでいるため、上部頚椎の捻じれや首の後ろの筋肉の違和感は、自律神経のバランスを崩し、自然回復する力を低下させる他、全身に大きく影響します。
これらは、頚性神経筋症候群で挙げた症状(下に記します)等現れますが、検査しても原因となる病気は見つかりません。

当院での治療

首こりや肩こりは、筋肉の緊張が原因です。
当院では、筋肉への直接のアプローチではなく、首の骨や関節が本来ある方向へ動きをつけて、患者様のバランスの良くない負担を少なくし、緊張を取り除いてゆきます。
治療後は、神経の伝達が円滑に行われ、筋肉が賦活し、代謝力がアップすることで、症状の早期改善が可能となります。
刺激に弱い方でも安心して受けていただけます。
骨格・筋バランスの正常化をすることで、バランスの良い負荷がかかり、さらに良い状態になることを手助けします。

首こりの簡単セルフケアのすすめ

☆うつむかないためのひと工夫
スマホ・携帯・ゲーム機など、小さい機器を扱うときは、うつむく姿勢が多く、首を曲げる角度もきつくなります。まっすぐ座った時の自分の目線と画面が、同じ高さになるよう工夫をしましょう。

☆筋肉の緊張を定期的に緩める
できるだけ短い時間間隔で定期的に、首を後ろに反らせて首の後ろの筋肉の緊張を解放します。

☆蒸しタオルで温めたり、冷却グッズで冷やすと血流がよくなり、緊張した筋肉を緩めることができます。

頚性神経筋症候群
うつむき姿勢を続けることで生じた肩こりから起こる症状です。

□ 首が張る、痛みがある、肩がこる
□ 頭痛、頭重感がある
□ 目がぼやける.見えにくい.乾燥する.目の奥が痛い
□ 寝つきが悪い、熟睡できない
□ めまい、ふらつき
□ 疲れやすく、全身に倦怠感がある
□ 気分が落ち込む
□ 血圧が不安定
□ 異常に汗をかく
□ 集中力の低下
□ 胃腸の調子が悪い、腹部膨満感
□ 天気の悪い日、その前日調子が悪い
□ のぼせ、手足の冷え、しびれ
□ 鼻がつまる

肩こり図、四十肩、五十肩図

肩の痛み

肩の関節は他の関節と比べて可動域が広く、自由にあらゆる方向へ動かすことが出来ます。
それは、腕が筋肉によって肩甲骨からぶら下がっている、特有の構造にあります。
複雑な動きが可能になりますが、その複雑な動きが肩を痛める原因にもなります。
腕の重さは男性で約6㎏、女性で約5㎏あるといわれています。
この腕の重さを肩が支えられない状態になると、首にも大きな負担をかけてしまいます。

腱板損傷

腱板とは、腕を上げたり、ねじったりするときに働く筋肉です。
腕の骨をつるすように支えている、4本の筋肉の部分で、酷使すると、摩耗するような形で部分的に切れてしまうことがあります。
また、転倒などにより肩を強く打ったり、手をついたりして無理な動きがかかったことで切れてしまうこともあります。
ただ、腱板が切れていても腕は上がるし、痛みのない場合もあります。それは、他の腱板が働きを補うので、腕を上げにくい感じはありますが、全く上がらないことがない状態です。

四十肩・五十肩

肩関節周囲炎といいます。
転倒して打ったり、物がぶつかったりした等の原因らしいものは思い当たらないのに、肩を動かすと痛みます。
衣服、ブラジャーの着脱・洗髪・洗顔・戸を引く動作等、肩関節は日常生活動作で絶えず働いている関節ですので、さまざまな動きで痛みを生じます。
痛みは強く、夜、痛みで目を覚ますほどになったりします。
腕は、自分で支えて上げようとしても上がらず、他人に動かして貰っても上がりません。これは肩の運動制限をきたしている状態です。

原因の一つは、疲労や老化です。
40歳くらいまでに、肩関節周囲の筋肉や腱は少しずつ疲労や老化をしています。
老化した筋肉や腱が炎症を起こして痛みを生じます。骨には異常ありません。
肩を動かすと痛みが強くなっていくので、無意識に肩を動かさなくなってしまいます。
動かさなくなると肩関節の組織は硬くこわばってしまい、動かせる範囲が狭まってゆきます。
レントゲンでは、骨のみ写し出すため、異常は見つからないことがほとんどです。

四十肩・五十肩は、治療とリハビリで回復します。
腱板損傷も、よほどでない限り、治療とリハビリで回復します。
痛みが強くて肩が上がらない時期は非常に辛いので、痛み止めを利用していくことで、まずは炎症を押さえ、さらに治療とリハビリで肩の動く範囲を取り戻していくことが大切です。

院長から一言

テニス肘・ゴルフ肘による痛みは、スポーツ障害で紹介しています。
尾山台・等々力・田園調布・九品仏・上野毛などから来院されています。
当院では、1日でも早い症状改善のためのサポートをいたします。

尾山台・九品仏・等々力肩こり